うえきのブログ

妙高市に住んでいるサーバエンジニアのブログです

AMI (Amazon Machine Images) のVectorみたいなサービスについて

Amazon Web Service で提供されている仮想マシンサービスであるEC2(Elastic Compute Cloud)では、Amazon Machine Imagesという仮想マシンイメージの配布を行っています。

EC2で構築した環境をディスクイメージとして保存してAMIとして公開することが誰でもできて、その環境を使いたい人は公開されたAMIを選んで仮想マシンを作成し動かすことができる、というものです。

環境構築が難しいシステムをインストール・設定済みのものをAMIとして公開してくれている方が増えてきています。


AWSコンソールという管理画面からAMIを検索することができますが、現在のところお世辞にも使いやすい画面ではないし、検索に一致したAMIがどういう用途でなにが設定されたイメージなのかも分かりにくいです。(一応 Descriptionという説明欄はあるけど、すべてのAMIで記入されているわけではないし、一行コメントなので詳細まではわかりません)

現在は自分が設定した環境をAMIとして公開し、Twitterなどで「作ってみたから使ってみてね」とAMI IDを広めている状況のようです。


いずれはVector窓の杜のようにオススメAMIとか人気AMIとかがカテゴリ別にまとまってたりランキング形式で紹介されたりして、活発にAMIのやりとりがされるようになるのかなぁ、とそんなことを考えました。


そうなるとシステム構築を生業している企業は仕事がなくなっちゃうかもしれませんね・・・

2013-03-02 17:18 追記

Amazon Market PlaceのページではOS別や用途別の検索ができることを知りました。各EC2インスタンスごとの利用料金もみることができます(アプリ使用量+EC2使用量でもBIツールが月3000円から試せるとか(安い!)。現在英語ページだけですが日本(Tokyoリージョン)でも独自AMIが活発にやりとりされるようになるのが楽しみですね。

コマンドでの作業をオススメする理由

仕事柄、作業手順書をたくさん書くのですが、コマンドで作業できるものはなるべくコマンドで作業するようにして(もらって)います。GUIの手順書の方が見栄え的にも、知らない人からみた取っ付きやすさ的にも優れているとは思うのですが、コマンドでの作業をオススメするのには理由があります。

手順の再現がしやすい

手順書をみて作業するのが自分自身なら問題はないのですが、その作業に詳しくない人が作業する場合があります。業務移管の場合もあれば、深夜休日にトラブルが発生して電話越しに「とにかくこのコマンドを貼付けて実行してもらえればOK」というケースも結構あったりする(アプリの停止とか、データ取得とか)のでGUIだけでなくコマンドでもできる方法を手順として残しておくようにしています。

それと、作った手順書は一度書き終わった後に環境をまっさらにしてもう一度やり直し、手順に間違いや漏れがないか確認するようにしてるのですが、そんな時マウス操作よりもコマンドの方が確認がやりやすいってのも理由の一つです。

作業ログが残しやすい

作業するときには必ず作業ログを記録するようにしています。TeraTermならtelnetやsshでの作業を簡単に保存できます。最近のバージョンだと行単位で時刻を記録してくれる機能もあります。便利ですね。

他人が行った作業だけでなく自分が作業する場合にも「手順書通りにやったはずなのにうまくいかない」というケースがよくあります。大抵は作業を一つ飛ばしてしまっていたり、入力ミスしてしまったことが原因だったりするのですが、やってる本人は「手順書通りにやった」つもりなわけです。うまくいかなかった原因を調べる時には、まずその手順を疑うことになりますが、その時作業ログが残っていることは重要です。いつ、なにを実行したのか、どれ位時間がかかって、どんな結果が返ってきたのかがすべて記録されていますので原因を特定できる確率がずっと高くなります。

それと「手順書が間違っている」ことも(あってはいけないことなのですが)よくあります。職場で作った手順書だけでなく、製品マニュアルやベンダー作成の手順書でも間違っているケースが経験上多々あります。作業者による「手順書の読み間違え」もあります(root作業を一般ユーザで行っていたとか、その逆とか)。いずれにしても作業ログが残っていれば原因調査は比較的楽になりますのでログは残すように(残しやすいように)しておきましょう。

マウスでの作業でも作業記録が残せればいいんですけど、そういったソフトは聞いたことがありません。なにか良いソフトはないですかね。

手順書を残す手間がかからない

マウス操作を行う手順だと画面キャプチャが必要になる場合が多く、手順書作成に時間がかかってしまいます。キャプチャ画像を貼付けるだけでなくクリックしてもらいたいところを赤丸で囲んだりと色々加工も必要です。手順書作成に時間がかかると手順書を残すこと自体が億劫になってしまい、ついついすっぽかしてしまいがちになります。

コマンドベースで作業ログ、少なくとも実行したコマンドさえ残しておけば、数日後あるいは数ヶ月後に以前に行った作業を再度行うことができます。自分はその日に行った作業を日付付きのフォルダにテキストで保存しているのですが、過去にやったちょっとした作業をもう一度やらなきゃいけない、という時に何度も助かったことがあります。

まとめ

GUIでの操作は初めて操作する際には敷居が低くて良いのですが、繰り返し作業する場合には不向きな場合があります。最近はWebベースのコントロールパネルをブラウザで操作するアプリが増えてきたので、どうしても手順書がマウス操作主体になってしまうのですが、そのアプリの仕組みや用語、作業に慣れてきたら同じことがコマンドでもできないか調べるようにしましょう。


そして作業ログは必ず残すように!


2013-02-16 09:22 追記

作業をコマンドで実行できるようにしておけば、将来的に自動化しやすいってのも理由の一つですね。

ブログ再開します

最近ブログを書いてないのでリハビリがてらポツポツと書いていこうと思います。

せっかくなのではてなダイアリーからはてなブログに変えてみました。プレビュー機能とか便利そうですし。ダイアリーの方は主に子どもの育児日記的に使ってたというのも理由です。


主に技術系のメモになると思います。はてなグループに書いてた社内勉強会のネタはどうしようかな・・・個人的に有用なネタだけこっちに転記することにしようかな。


なるべくアウトプットは出していきたいです。