オレとJAWSと単身赴任
このブログはJAWS-UG Advent Calendar 2014の7日目です。6日目は西島さんの「2014年のJAWS-UG沖縄まとめ」でした。
はじめに
こんにちは植木和樹です。先日JAWS-UG上越妙高支部のキックオフをさせてもらいました。地元でJAWS-UGを立ち上げるにあたっての経緯やら思いやらを本日はポエムな内容で書き留めておきたいと思います。
JAWS-UGと出会うまで
ちょっと前 2012年冬
2010年の春から始まった富山での単身赴任生活も2年半を過ぎようとしていました。景気低迷により当時の赴任先では翌春(2013年春)の人員削減は免れない状況でした。地元に戻っても仕事はなく、次は大阪か名古屋かという話が出ていました。
いつまでたっても家族と一緒に暮らすことはできなさそう、ということで独立を真剣に考えていました。しかし自分が得意とするサーバーインフラ、それも数十台という中規模のシステムの保守運用というとなかなか個人で受けられるものではありません。なによりハードウェアの調達や顧客探しなどどうすればいいのかまったく先の見えない状態でした。
JAWS-UG北陸との出会い 2013年2月
そんな時Twitterにとあるツイートが流れてきました。
クラスメソッドではAWSエンジニアを急募中です。 現在AWSを利用した業務に従事していないエンジニアやプログラマーの方でも入社後のキャリアアップとしてAWSエンジニアに転職したい方も是非ご応募ください。 http://t.co/GUKkNuLy
— クラスメソッド株式会社 (@classmethod) January 25, 2013
AWSを使えば、ハードウェアを調達しなくてもサーバーの仕事ができる。なにより地元でも仕事ができる!ということで、すぐに採用応募フォームから申し込みをしていました。
採用応募をしてみたもののAWSのことは全く分かりません。そんな折、2月2日にJAWS-UG北陸 第4回勉強会が金沢で開かれることを知りました。AWSを知ることができるチャンスと考え、すぐに申し込みをしました。
JAWS-UG北陸とAWSエバンジェリスト堀内さんとの出会い
ハンズオンは強烈でした。たった数クリックでMulti-AZのサーバーとデータベースが用意できる。エンジニアが考えるのはOSより上のレイヤーだけ。まさに自分が求めていたものです。
勉強会後の懇親会にも参加しました。Amazonのエバンジェリスト(横文字カッコイイ!)堀内さんと一緒に酒を飲みながら話せる。新潟の田舎エンジニアの目から見て、Amazonの中の人と気軽に話せているJAWS-UG北陸のコアメンバー松本さん、相羽さん、中道さんは羨望の対象でした。この人達と対等に話せるようになりたい、もっとAWSを知りたい!使いこなしたい!そんな思いを胸に単身東京へ赴任しました。
不安だらけでJAWS-UGへの参加
まわりはすごい技術者だらけ
いざ東京に出てきたものの、社内はすごい技術者だらけでした。技術の内容にも、会話のスピードにもついていけず、5月に入社して7月頃までは半泣きで仕事をしていた覚えがあります。
そんな中、JAWS-UG横浜へスピーカーとして参加してみないかというお誘いがありました。横浜!オシャレ!カッコイイ!
でも自分に何がしゃべれるんだろう?自分が知っている知識なんて当たり前のことで退屈だったら?それより間違った知識を話してしまったら恥をかくんじゃないか・・・そんな不安な思いで一杯でした。
JAWS-UG横浜の前日の夜、目黒でCDP Nightというイベントがあり、こちらでもスピーカーとして参加しました。発表後にスピーカーとAWSの中の人だけが集まっての懇親会がありましたが、まわりは知らない人だらけでした。でも、そんな自分にみんなが気軽に話しかけてくれました。新潟から出てきたばかりで何も知りませんって話したら、色んな人を紹介してくれました。怖くない!すごいイイ人達だ!ありがとうCP櫻井さん、得上さん。
翌日のJAWS-UG横浜で出会った人達も、同じでした。みんな楽しそうに技術を語り、悩みを話し、自分ならこうすると意見を言い合える場でした。会社の枠を超え、AWSというキーワードでエンジニアが集う場が新鮮で驚きでした。
恥を捨てて飛び込んでみた
勉強会は楽しい。
もっと人前で発表する経験しよう。
恥をかいたっていいじゃない。
単身赴任している今、なにも得ずに地元に戻れば、また仕事探しに怯える日が待っているだけだ。
もっと勉強会に参加しよう。もっとAWSを学ぼう。もっと自分を知ってもらおう。
その後はcloudpack Night、JAWS千葉團など、都合のつく限り参加して、話をさせてもらいました。
多くのJAWS-UG勉強会に参加するにつれ、知り合いも増え、相談し相談される関係が広がっていきました。そして自分だけでなく、AWSを触ったばかりの人が多いこと、興味はあるけど意外なところで躓いている人がいることを知りました。自分の意見が誰かのヒントになりお礼の言葉をもらえるにつれ、仕事に対する自信も徐々についてきました。(そう!クラスメソッドのエンジニアのレベルが当たり前じゃなかったんです!)
JAWS-UGさいたまへの誘い
横浜の懇親会の席での話。単身赴任で大宮に住んでますと話したところ、さいたま支部の金谷さんが「じゃあ、さいたまのコアメンバーになりませんか?」と誘ってくれました。もちろん二つ返事でOKです。
コアメンバーが集まった企画打ち合わせの場で、若林さんから次のさいたまの勉強会では50分の枠をもらえることになりました。ライトニングトークでなく、時間を使ってAWSの話ができる機会がもらえた事がうれしかったです。そして9月に開催された勉強会当日まで、何度も何度も資料の修正をやり直したのを覚えています。
東京や千葉の勉強会ももちろん素晴らしいのですが、住まいから30分で行ける距離でエンジニアが集まり勉強会が開けるって素敵な事だなって思いました。JAWS-UG上越妙高支部を立ち上げようという気持ちになったのは、きっとさいたま支部での経験による部分が多いです。
まとめ:JAWS-UGに興味がある方へ
単身赴任している間に、さいたま支部の他、横浜、千葉、東京、浅草、JAWS FESTA Kansai、そしてJAWS Day 2014といった支部・イベントにお邪魔させていただきました。どの支部の勉強会も技術者の笑顔と熱意にあふれていました。そして、どの支部の人達も外から見るよりもずっと(本当に!)親切でした。全然こわくありませんでしたw
AWSに興味がある方は、ぜひお近くのJAWS-UG支部勉強会に参加してみてください。どんなテーマでも良いのでLTをしてみてください。そしてできればコアメンバーとして中からコミュニティに関わってみてください。
もちろんJAWS-UG上越妙高支部への、ご参加もお待ちしております!
以上、JAWS-UG Advent Calendar 2014の7日目でした。明日8日目は古渡さんです。