40歳になったのでこれまでの10年を振り返ってみた
40歳になったので、これまでの10年なにをやってきたのか振り返ると共に、自分のポートフォリオ的に記録をしておこうと思ったのでブログにまとめてみた。
ひっくり返した資料は下記のもの
2006年(30歳)
2005年の3月からはてなダイアリーを使って育児日記をつけはじめる。
前の年の1月に長男が生まれて、ちょっと意識が変わり始めてたんだと思う。ライフハック系の本やブログを読み漁ってた頃。
この時期に「Actionメソッド」と「安心メソッド」といういまでも自分の考えのベースとなる手法を身につける。GTDの本を読んで感銘を受ける。
2003年に転職した職場で担当したJava Webアプリケーションの開発も一段落して、次の役割を模索してた時期。UnixサーバーやOracleが触れたので「インフラ担当」として強みをだそうと社内整備を進めはじめてたと思う。
「ピープルウェア」とか「デッドライン」とかソフトウェア開発の本を読んでたのもこの頃。
■この年に関心のあった技術とか
- コンピュータの構成と設計(第1次 低レイヤー強化月間)
- テクニカルエンジニア(システム管理)
- Ruby on Rails
- GTD
- 7つの習慣
- 白洲次郎
■この年のイベント
- 4月 有志で社内勉強会を企画して始める(この後2008年まで細々と続けてた)
- 12月 次男誕生
2007年(31歳)
2004年の中越地震、3月の能登沖地震、7月の中越沖地震と震災が連続したので、職場でBCPが重要視されはじめる。
業務システムの冗長化やシステム復旧手段の明文化などいろいろ検討することが求められた。たぶん職場にITILコンサルタントが入って、ITILを知ったのはこの時期。
■この年のイベント、できごと
- 3月 能登沖地震
- 4月 IPA テクニカルエンジニア(システム管理)(不合格)
- 7月 中越沖地震
- 10月 IPA ソフトウェア開発技術者試験(合格)
2008年(32歳)
プログラマ35歳定年説を感じマネージメント系の本を読んでた。自己啓発本を読み漁ってたのもこの頃。「おもてなしの経営学」と「夢をかなえるゾウ」は良い本だと思う。
自己啓発本を読んで自分の中で昇華した言葉が次の3つ。
- 自分を信じる
- 言い訳しない
- 仕事は楽しく
とにかく本を読んでいろいろ試してた年らしい。Amazonで買った本の冊数とか個人ブログの投稿数が他の年に比べてダントツに多い。
197x会ってメーリングリストを知って参加してみる。地方にいると他社のITエンジニアとの交流がないので。やっぱり東京のエンジニアは進んでるなー、華やかだなーと感じたのを覚えてる。
ここで自己紹介した人のTwitterとかをフォローして、その中に都元さんがいる(重要)
■この年のイベント
- 1月 197x会に参加
- 4月 IPA テクニカルエンジニア(システム管理)(不合格)
- 9月 エンジニアの未来サミットに参加し、ござ先輩に初めて会って挨拶する。
- 9月 リーマンショック
2009年(33歳)
前年のリーマンショックの影響で常駐先の業績が悪化し常駐契約が解除される。代わりに保守契約として週に数日だけ客先で作業するという形態に。
前年から進めたシステム更改の企画も白紙に。この後数年、より安い新システムを企画しては話が流れ再企画という会議&会議をくり返す。
この10年で最悪の年。会社に行きたくなくて仕方なかった。軽い鬱病っぽくなってた。
■この年のイベント
- 10月 IPA ITサービスマネージャ試験(不合格)
2010年(34歳)
客先で各地域のエンジニアを富山に集約することに。そのため4月から単身赴任が始める。
単身赴任者はやる事なくてアニメにハマるってのはあるあるらしいぞ。
この年からの3年は、とにかく既存システムを延命させるための仕事をしてて会議+資料整理+延命提案+実施作業で日が暮れる。
ITサービスマネージャの学習のためITILをちゃんと学んだのはこの頃。
■この年のイベント
- 4月 富山での単身赴任開始
- 10月 IPA ITサービスマネージャ試験(合格)
2011年(35歳)
3月に東日本大震災が起きる。家に戻った3月12日に長野でも地震があって自宅も結構揺れた。
このまま単身赴任が続いて、なにかあった時に家族の元にいれないのはどうなのかな?って転職を意識し始める。
■この年に関心のあった技術
- あんまり技術本買ってない(とらドラ!とモンハンにハマってたっぽい)
■この年のイベント、できごと
- 3月 東日本大震災
- 4月 システム監査技術者試験(試験不参加)
- 10月 システムアーキテクト試験(不合格)
2012年(36歳)
人員削減が進み、いよいよ来年は自分の番かなって感じになってきた。この1年は引き継ぎを意識しながら仕事をしてた。
年末あたりにAWSって言葉を知っていろいろ本を買ってた形跡がある。アカウントくらいは作ったのかも。
■この年に関心のあった技術
- FP技能士
- NoSQL
■この年のイベント
- 10月 システムアーキテクト試験(合格)
- 11月 会社に離職を伝える
2013年(37歳)
この10年最大の転機。10年勤めた会社を辞め、東京の会社に転職。きっかけは197xでフォローしてた都元さんのツイートを見かけたため。
AWSまったく素人なので、急遽JAWS-UG北陸のハンズオンに参加するために金沢まで片道3時間 車とばして参加する。
この年は3月から10月くらいまで、とにかくガムシャラにAWSを学ぶ。出勤の電車の中、帰宅後、土日ほぼ全てをAWSを学ぶ時間をあててた。Chefも触ることが多かったのでRubyも再学習。
11月くらいからラノベにハマってたっぽい(スマホでKindle本を読めるようになったので)。ここで知ったのが「なれる!SE」
2014年(38歳)
AWSオペレーションチームを立ち上げる。
運用業務を自分の強みとして自信を持っていえるようになったのはこの頃か。
OTRSを利用してサービスデスク業務の整備に着手する。
■この年に関心のあった技術
- AWS
- Ansible
■この年のイベント
- 7月 AWS Sysopsアドミニストレーター アソシエイト取得
- 10月 AWS デベロッパー アソシエイト取得
- 10月 単身赴任を終えて上越に戻る
2015年(39歳)
オペレーション部を立ち上げてぶちょーになる。オペレーションチーム増員に向けた体制・仕組み化の整備でバタバタしてた。
オペ業務効率化のためにLambdaをちょっとずつ採用し始める。node.js に手を出すが非同期処理の管理が難しすぎて即時撤退を判断。
2016年(40歳)
だんだんAWSを提案・提供する業務から離れ、使用する立場に移る。
- PCIDSS 3.1 認定に向けた運用システムの整備
- AWS Managed Service Program認定に向けた運用システムの整備
- 請求まわりとかバックオフィス業務の効率化
請求まわりの効率化と顧客情報の一元化を図るため、Salesforceを導入する。Salesforceに情報を集約するためPythonを覚えてLambdaで動かす。
Salesforceでもいろいろ機能を作りたかったのでVisualforceとAPEXを学ぶ。
■この年に関心のあった技術
- Salesforce
- Python
- SRE
- 経営企画
- 486 CPU(第3次 低レイヤー強化月間)
■この年のイベント
- 6月 AWS DevOpsエンジニア プロフェッショナル取得
まとめ
10年いろいろあったなーって感じだけど、ここで「踏ん張らないと!」って時にいつも心に浮かぶ言葉があるので紹介して締めたいと思います。
やりたいことに優先順位をつけて、努力しなくてもいいから、覚悟を決めるの。
それだけで、たいていのことはできるわ。
(無限のリヴァイアス カレン・ルシオラ)
戦闘には必ず明確な目的を与えるのだ。そうすれば艦長のあらゆる操艦が 敵には人間離れした神業のごとく映る。
(沈黙の艦隊 海江田四郎)
おまえを信じろ。
おれが信じるおまえでもない。
おまえが信じる俺でもない。
おまえが信じる、おまえを信じろ!(天元突破グレンラガン カミナ)