クローズアップ現代に取材されてました
事の始め
6月26日、社内チャットで嵩原さんから「ちょっとご相談。いまお時間ありますかね?」と。
話を聞くとクローズアップ現代からの取材申し込みがあったそうで。「リモートワークで地方の自宅で働きながら親の介護をする人」みたいなことらしいけど、親の介護してないし。じいちゃんピンピンしてるし。
で、7月の初めにNHKのスタッフの人と打ち合わせ。もちろん自分は上越からリモート参加。改めて説明を聞くと別に介護にこだわってないみたい。
取材される経験なんて人生でそうそうないイベントなんで了承してみる。
取材当日の様子
7月6日に秋葉原オフィスを取材。翌7日に魚見さんとスタッフの方が上越まできて取材を行うことに。
午後3時くらいから5時までオフィスの様子を、その後家に帰ってから風呂と夕食風景を撮影してました。「妙高の風景を撮りたいので」とスタッフの方があがったのが6時半くらいなので、3時間半くらいずっとカメラがまわってました。そんだけ撮られてるとどこを使われるのかなんて分からず。放送をみて「あ〜ここが使われたんだ〜、こんなとこ撮影してたんだ〜」と言いながら観てました。
リモートワークについて
番組では使われなかったけど、リモートワークについて意見を聞かれたので3つ答えてる。
1. 会社や同僚の理解があること
番組でも何度か言われてましたけど「在宅だとサボるんじゃないか?」ってのは気持ちとしてあると思います。
そこで止めるか許可するかはやっぱり会社が決めることだと思うけど、自分の場合は入社面接時点から「いずれは地元に戻りますから」と言ってて「いいですよ」とアッサリ許可をもらってました。
あと、もしかしたら毎日オフィスで働く人から「あいつばかり出社せずに仕事できてズルい」と思われることもあるかもしれません。が、幸い私の場合は周りからそういう声はあがってません。リモートワークについての同僚の理解という点でもアッサリクリアすることができました。
新しい制度に対しては、反感・反発という感情的なものが大いに考えられるわけですが、そこを全然気にしなくて良い会社だったのでありがたいです。
2. ツール(Skype、Hangout)や高速ネット環境が整備されてきたこと
社内チャットがあるとはいえ、やっぱり文字だけでは伝わりにくいです。
言葉と表情とでコミュニケーションを伝える手段としてSkypeやHangoutのようなツールが誰でも使えるようになったのは大きいと思います。またリアルタイムの動画をやりとりできる高速なネット回線が地方にも整備された(たぶん2008年くらいから)のも大きいと思ってます。
ノンバーバル大事。
3. お客様の理解があること
「客先との打ち合わせは?」という質問も受けました。「リモートでやってます」と答えました。
(超)有名企業でも、多くがリモートでの会議参加に対して受け入れてくれています。むしろ大手の方がそういう働き方について理解があるかも。大きな会社の方が、働き方の多様性についての啓蒙が進んでいるんですかね?
いくら会社が勧めていてツールがあったとしても、お客様の理解がなければ在宅仕事は難しいものだけど、むしろお客様の方から「1時間の打ち合わせのためにわざわざ来てもらうことないよ〜リモートで大丈夫」って言ってくれることが多い気がします。
(これまで10年間ずっと外回りをしてこなかったので、以前に比べて増えたのかどうかは分からない)
その他、リモートワークについて
リモートワークは特別か?
取材されて改めてリモートワークについて考えるきっかけになりました。で、結論としては「取材される程、特別なことか?」というのが正直な感想です。
これまでフリーランスの人なら地方にいながら東京の仕事を請け負うのは普通にあったでしょうし、全国にある拠点を社内テレビ会議システムで繋いで打ち合わせをやっている会社だってたくさんあります。
リモートだから意思疎通がし難いというのは確かにあると思いますが、だからと言って仕事ができないというわけではないです。自宅でまじめに働こうが、サボろうがアウトプットを出せばいいわけですし。評価についても同様。オフィス勤務者だから満足のいく評価を受けられるかって、そんなことないですし。
そう考えると「社員として自宅で一人でリモートワークをする」ってそんな大袈裟なことじゃないよな〜と思ってます。
すべての人にリモートワークを勧めるか
これはハッキリ「いいえ」と言いました。「リモートワーク=一番素晴らしい働き方」とは思ってません。設備とかの関係で職場にいかなきゃできない仕事だってあるでしょうし。仕事とプライベートをはっきり区別したいってのもあるでしょうし。
ただ自分の場合 クラメソ入社前は、単身赴任の終わりも見えず地元で再就職先の見当もつかない、自分で会社を始めるか、求人のある異業種に転職するかしか考えてませんでした。
なので、あくまでも「こんな働き方もあるんだよ」「地方で仕事がなくても、フリーランスにならなくても、こんなやり方で東京の仕事ができるんだよ」ってのを知ってもらえたらいいなと思います。
あわせて読みたい
2013年、先行きが見えない中で初めてAWSに触れて、JAWS-UG北陸の人に悩みを相談した時のです。kazuki-u.hatenablog.com
で、東京での単身赴任時代のお話。kazuki-u.hatenablog.com
おまけ 番組を見ての感想など
- オレこんなに太ってたっけ?
- 野郎の入浴シーンはいらんよね、オレもそう思う
- 「これお風呂に入れてください」ってディレクターさんが入浴剤をくれましたw
- 長男が読んでた本はJR時刻表で、次男がやってたゲームはマインクラフトです
- 妻は番組で初めて夫が部長になってたことを知ったようです
- じいちゃんのインタビューがカットされてて、ちょっと寂しそう